Vol9 【リギングは力学が9割】

イメージ通りに枝を動かしたいクライマーさんへ

 「屋根を避けるように枝が動く」
 「荷重オーバーで道具を壊さない」
 「大きすぎず、小さすぎず、適正重量で安全性と効率性アップ」
 
ロープと結ばれた枝が樹冠をすり抜け、
きれいな放物線を描きながら真下のお墓をよけていく。
イメージ通りに枝が動くと思わず

 「よっしゃ! してやったり!!!」
ガッツポーズをしている自分に酔いしれる。
これぞリギング作業の 醍醐味 であり、面白さ です。
 
失敗を何回も何回も何回も繰り返し、
やっとこの境地に立てました。

初めは先輩がやっていることを同じように真似るのですが、
思い通りに枝が動かない。
 「おかしいなあ? 切り方は良いはずなのに」
 「なんで駄目なんだろう?」
 
原因は 結ぶ位置が違うんです!

タイインが手前過ぎて、枝を支えきれず、
スイングする前に枝が折れてしまったのです。
 
次は、枝重心より先にタイインしましたが、
今度は枝が動かない。
ロープの枝を支える力が強すぎて、
斜め下に開けた受け口の方向に枝が動いてくれません。
 
このように、失敗を重ねて習得した技術を、
どのように伝えれば理解してもらえるのか?

 「あなたも同じように失敗経験を重ねて学んでね」

これでは、時間を要するばかりか、
いずれ大きな事故になってしまいます。

解決策は やっぱり物理の基礎知識です。
力学です。
枝や幹の動きは計算できるんです。
 
この講座では荷重オーバーの事故を防ぐ為に、
各システムに発生する「力の方向と大きさ」を算出して、
枝や幹の動きを予測する力を養います!
 
自分が設計した通りに材が動くと
「よっしゃー、ガッツポーズ」
 
そうなれば仕事が楽しくなります。
 
この講座のゴール(成果):
① 購入経費を削減しながら器具を長持ちさせるコツを理解できます。
② 施主や元請け業者に安心資料を提示できます。
③ 勘や経験則から脱却して、科学的にリギングシステムを理解できます。
 
研修日程 2日間
長野県伊那市
詳細はコチラ↓
とことんリギング力学